Gastropolis Kobe

都市ブランディング「食都神戸2020構想」

2014年、神戸市の農水産課発の取り組みとして、地産地消のライフスタイル化から、食を起点とした都市ブランドの確立までを目指した、都市ブランド戦略「食都神戸2020構想」。

CLIENT

神戸市
EAT LOCAL KOBE
Gastropolis Kobe

Overview

「食」で描く神戸の未来

地産品をプロモーションしたいという、どの地域の行政でも行われている相談内容から、農水産課との関わりが始まりました。私たちは、まず大きな視野で「食」を通じて神戸市はどのような未来を描くべきか?というビジョンの仮説を打ち立てました。近年では、サン・セバスチャンやサンフランシスコのように「食文化」が都市の資産となり、新たな産業や観光振興の重要な要素になっていることに注目しました。

ISSUE

ハードルは六甲山

その中で大きく二つの課題に注目しました。一つは、ローカルな課題としての「地産地消」。神戸の街は、地図上で見ると実際には1/3ほどは農地が占めていることが分かります。生産地と消費地が車で30分の距離であること、温暖な気候によって多品種の生産物に恵まれている環境である一方、生産者と利用者(市民、飲食店経営者)は、お互いに地産地消を実現したいと感じながらも、情報や流通のインフラもなく、また地性として六甲山が北(農村部)と南(都市部)を分離している地理的環境が、地産地消のハードルを上げている状況でした。

また、「食文化」を都市資産に高めるためには、グローバルな観点による「食のリテラシー」を高めることも求められていました。近年では、グルメだけではなく、食を社会課題と結びつけ、食から人の暮らしや自然環境を改善する運動としての盛り上がりが必須と考えました。

APPROACH

食都構想のはじまり

ローカル戦略の目玉としてEAT LOCAL KOBEを立ち上げ、情報サイトやポスターによる情報発信、社会実験としてファーマーズ・マーケット開催を実施し、地産地消のライフスタイル化を体現する場を地元の若手生産者やまちづくりのプロと推し進めました。成功の鍵は、コミュニティ育成。こだわりの強い生産者が集うことで、ライクマインドなユーザーが引き寄せられ、相乗効果が上がることで、ビジネスとしても成り立つ仕組みに成長することができました。

グローバル戦略として、2020年のオリンピックイヤーに東京、大阪だけでなく神戸にも来訪者、街への来街者を増やすことを目的に、食の国際機関であるSlow Food Internationalと神戸市との提携を実現。神戸に眠るブランド価値の高い食の取り組みを掘り起こし、有馬山椒の国際登録、若手育成を目的にしたセミナー、アジアから若手食起業家・活動家が集う国際コンファレンスの開催など、ユニークな取り組みが進行しています。

Achievement

食で街の息吹を吹き返す

本プロジェクトはAKINDの創業期、ブランディングのプロとしてのグローバル視点と、一市民としてのローカル視点を併せ持った、地域発のブランディング事例として、注目を集めました。現在、EAT LOCAL KOBEは、地元有志の尽力により、ほぼ毎週土曜日に開催される地産地消のライフスタイル・インフラに成長。スローフードとの連携では、若手の食活動家たちが集い、学び、イタリア現地との交流を重ね、未来に向けた新たなコミュニティとして拡大しています。

EAT LOCAL KOBE logo

Services

マネジメント

ブランドチーム構築
ブランド会議運用

Team

Community Development
Hiroaki Koizumi | Lusie Inc.

Program Development
Slow Food International

Logo Development
Ritator

Design
Eiko Kashiwakura

Videography
Ryo Noda | Apartment Film

Photography
Kyoko Kataoka

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