Arima

有馬温泉グローバル・ブランディング

日本最古湯として名高い有馬温泉は、バブル崩壊後に集客不足に陥ったが、近年のまちづくり事業が功を奏し、来街者数が増加。インバウンド需要もとらえ、古い町並みが楽しめる温泉地として、全国から来場者が後を絶たない、観光名所として人気を誇っています。

CLIENT

有馬温泉観光協会

Overview

国内市場から世界市場へ

有馬温泉復活の立役者として名高い「陶泉 御所坊」主人の金井氏からの依頼でスタートしたプロジェクト。有馬の次世代を担う若手の旦那衆と共に、グローバルな観点で有馬温泉を見直し、多言語対応のWebサイトを通じて、独自の魅力を届けるコミュニケーションの確立を目指しました。

ISSUE

世界が求める文化的アプローチ

国内市場の縮小が予想される中、きちんと海外からの需要を獲得することが、有馬温泉の課題でした。特にインバウンド景気がある今だからこそ、インバウンド・バブルの後でもきちんと海外市場で観光地ブランドとしてポジショニングを確立することを見据え、より個人客や欧米客を見据えた「文化的アプローチ」を選択。「ARIMA HISTORICAL RETREAT & SPA」というタグラインと共にブランディングを実行しました。

APPROACH

仏教と西洋が出会った湯治文化

まず、行ったのは歴史調査。悠久の歴史を持つ、有馬温泉の文献や明治から昭和にかけての写真、古地図などを読み取り、現地の方の話に耳を傾けました。そこで、私たちが注目したのは「湯治文化」。仏僧行基によって開拓された有馬温泉。江戸時代には温泉に入る前に「南無阿弥陀仏」と唱えてから風呂に入る風習さえあったそうです。有馬温泉には御所坊を始め「〜坊」と付く老舗旅館が多く存在します。それは昔、お寺から泉源の管理を委ねられた証だそうです。有馬温泉を仏教との繋がりを持って語る、「湯治文化」をコンセプトに情報設計を始めました。

お寺や仏教徒の深い歴史の上に立ち、開港後、神戸ビーフをはじめとする西洋文化の影響を強く受けた有馬独自の文化。文化・世界観を伝えるため「仏洋折衷」というデザインテーマを設定し、山間に佇む有馬の悠久の歴史を表現したWEBサイトが誕生しました。台湾から人気トラベルブロガーのCarol Linを招聘し、記事を書き起こし、「湯治文化」という有馬の価値を多言語で発信することで、海外の視点をもつ新しいWEBサイトを実現しました

ACHIEVEMENT

アジアの観光地として成長

現在の有馬温泉は国内外からの個人客に溢れ、旅館も満室が続いています。また、Slow Food Internationalと提携し、「有馬山椒」という在来種の国際登録を行い、有馬千軒プロジェクトとして、火事の被害にあった町家を小宿として復活させた「有馬小宿 八多屋」が誕生。現状に満足することなく、アジアの観光地として有馬温泉は進化を続けています。

Services

マネージメント

ブランド会議運用

Team

VI Design + Illustartion
Eiko Kashiwakura

Web Design
Shunya Hagiwara
Hiroshi Sato | White
Kenji Morisaki

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